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めいっぱいの拍手をあなたに

舞台

some girl(s)東京公演が無事に終了。

最後だから、って訳じゃないしいつもベストを尽くしているだろうけど、でもラストシーン今日がいちばんよかった。
前日に見たものと全然違った。
見慣れたものがあるから、えっそんなに泣く!?ネクタイ外した!?うわっカセットテープ割ろうとしてる…っていちいち驚いたけど、それを取り払っても、あの瞬間、みやけさんは確かに『男』として生きてた。全てが男からほとばしる感情だった。愛した人に信じてもらえず傷つき(自業自得だけど)、自らの行為を心から後悔している感情は本物だったのに、フィアンセと話し始めた途端に涙は引っ込みいつもの調子を取り戻す。ついさっきまでボビーに「本当に愛しているのは今の彼女でもない、誰でもない、君なんだ!」と告げたその舌の根も乾かぬうちに、愛らしい笑顔を浮かべてテープを元に巻き戻しながら「愛してるよ、ずっと。いつだって」と告げて物語は終わる。あの部屋に1人きりのラストシーンにあの男の全てが表れていた。
今回は派手なセットや音楽や演出がなく、男と女1対1の会話だけで全てが進むから、同じ物語同じ台詞でも台詞回しやその時の感情の揺らぎで受け取り方もこんなに変わるんだなって。お芝居って面白いね。

初日は釈然としない思いを抱えて拍手をしたけれど、今日は晴れやかな気持ちで大きな拍手が出来た。2週間とちょっと、みやけさんが考えて考えて全身全霊で積み重ねてきたものが、今日のラストシーンだったね。
8度目の千秋楽も、晴れやかな笑顔で満員のお客さんに囲まれて。よかったね。まだ大阪が残っているけれど、ひとまずお疲れ様。