V6 紅白歌合戦初出場に寄せて

2014年のV6は「20年目で紅白歌合戦初出場」というビッグサプライズ(?)で1年を締めくくった。一昨年以前も何度か出場内定の報道はされてきたもののその度に裏切られる結果となり、昨年の今回こそは確実というような大きさの報道でも「正式発表があるまでは信じられない」というV担がほとんどだったと思う。
2014年11月26日(水)14時、第65回紅白歌合戦出場歌手発表及び初出場歌手による会見がNHKにて行われた。他の初出場歌手のファンの方もそうだったであろうが、我々V6ファンもランチタイムあたりからそわそわし始め、会見の30分前あたりから気が気ではなかった。ちなみに私もこの時ばかりは仕事そっちのけでTwitterと紅白の公式ページをリロードし続けた。そして運命の14時26分。紅白公式ページに【V6 (初)】という文字が見えた瞬間、iPhoneを掴んでデスクを立ちトイレに駆け込んだ。携帯からも確認する、嘘じゃない。Twitterからも確認する、嘘じゃない!



V6はデビューした翌年の96年には阪神淡路大震災のチャリティーとしてカウントダウンコンサートを単独で行い、その次の97年からはJ-FRIENDSとしてのカウントダウンをスタートさせて以降、2012年まで毎年大晦日は必ずカウントダウンコンサートに出演してきた。だから特別「なぜうちは紅白に出られないのか!」という憤まんやる方ない思いとかは抱くこともなく、「そういうものだ」として受け入れてきた。
20年ともなりますと、正直、もうないんだろうなと思っていたんです。自分たちは自分たちでカウントダウンをやるぞというので1996年からずっとやってまいりましたので、あんまり深く話はしてないですけど、今回のことを聞いた時に、なんとなく「えっ、いいの?」という感じで、そんなありがたいことはないよなというので、そんなにまだ実感はないですけど、特別なものだという意識はみなさんと同じようにあります。(初出場会見での井ノ原くんのコメントより)
そういうものだと納得してきてはいたけど、いざ出るとなるとやっぱり井ノ原くんの言うとおり特別感があって、周りが「おめでとう」って言ってくれたり、普通の歌番組では考えられない宣伝の盛り上げ方だったり、そういうのを見ていると20年掛かったけどここに出られることはすごくいいことなのかもしれないと思うようになった。その後もバク宙やれって煽られたり(もうおじさんだから危険なことは出来ないよ!)、歌う曲が97年リリースの『WAになっておどろう』で「あ、新曲じゃないんだ…」みたいな雰囲気になったり、初出場なのに前半のトリで『出演者総出でステージを盛り上げる演出』と発表されて結構困惑したけど、去年はカウントダウンコンサートにも出してもらえなかったし、もう大晦日に見られるだけで幸せだ!なるようになれ!みたいなノリになった。



当日の12月31日は友人たちとTVの前に集まり、祈るような気持ちで4時間半の放送を見届けた。
『WAになっておどろう』で『出演者総出でステージを盛り上げる演出』すごいよかった!!!!これに尽きる。発表された時ちょっと困惑してごめん!誰でも一度くらい聞いたことがあって、なんとなく口ずさめて手を振っときゃ大体ハッピー!みたいな曲で、V6のことをJr時代から知っているSMAPTOKIOがすごく嬉しそうに後ろで見守ってくれて、他の出演者の方々もにこにこ笑いながら歌って手を振ってくれて、あぁここに来れて本当によかったなあーって、井ノ原くんは「ファンのみなさんにやっと恩返しが出来る」って言ったけど、「こんなにいいもの見せてくれてこちらこそ、ありがとうね」ってお礼を言いたい気持ちだった。歌い終わって6人が深々とお辞儀をして、総合司会の有働さんが「初出場の感想を、イノッチ!」って振ってくれたのに対して「いい記念になりました、ありがとうございました。」って言う一言もとてもV6らしくいい一言だった。NHKも20年目の初出場歌手を一生懸命盛り上げてくれて、朝の顔井ノ原くんや大河主演の岡田、長野くんも健くんも、NHKで誠実に仕事をした結果だろうなあと思うと、やっぱり全てのことに無駄なことなんてひとつもないんだって改めてその姿から教えられた。

あとは6人が大舞台でも全然浮ついてる感なくて、それが嬉しかったなあ。岡田は「SexyなZoneを見つけちゃうぞ!」っていつも通り気持ち悪いし、健くんは「伍代さんの後ろで踊らされてる」っていつも通り言い間違えて場を和ませて(?)、井ノ原くんは当然の如くツッコミ入れたり後ろから肩を揉んでリラックスさせようとしたり、長野くんと剛くんはそれを笑って見てて、坂本くんだけがひとり緊張のあまり険しい顔で固まってたけどwそれも坂本くんらしいって感じで。
「ご褒美だと思ってます。来年のデビュー20周年に向けての。今のV6の空気を出せればいいかなと思ってます」(前日リハーサルでの囲み取材の剛くんのコメント)
ご褒美とか記念とか冥土の土産とかメンバー皆欲がないなあって感じだけど、大舞台でも気負わず笑顔で楽しむ、それが今のV6の空気で、それがとても心地好い。2015年、20周年イヤーがついに幕開け。こんな感じで今年もV6と共に走って行こうと思います。