2015年の現場納めはエクストリーム出社で

エクストリーム出社という言葉をご存知だろうか。

エクストリーム出社とは、早朝から観光、海水浴、登山などのアクティビティをこなしたのち、定刻までに出社するエクストリームスポーツ(Wikipediaより)

2015年の最後のV6現場はクリスマスの早朝、からの定時出社という図らずもエクストリーム出社スタイルになってしまったので記しておく。是非、こいつクリスマスに何やってんだと笑ってほしい。





現場は有楽町ニッポン放送第41回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン*1
わかりやすく言うと視覚障害にテーマを絞った24時間テレビのラジオ版24時間テレビより偽善っぽくないやつで、今年は坂本くんと健くんを中心にV6がパーソナリティーを務めており、公開時間に有楽町に行って募金をすればスタジオの様子が生で観られるという大変ありがたいシステム。*2



実はエクストリーム出社前日の夜、つまり12月24日クリスマスイブの夜も会社帰りにこれを見るために有楽町に赴いた。丸の内仲通りの煌めくイルミネーションと浮つくカップル達を横目に、帝国劇場のジャニーズワールドの列と間違われたりしながら寒空の中黙々とニッポン放送を目指して行列を作っていた。修行僧かよ。


この日は電話受けしている剛くんと長野くんの背中も見られたのだが、電話している剛くんの背中が丸過ぎて横から見ると完全に鉈切り丸だった。

健くんはオンエア中はとても姿勢がいいのだが、坂本くんが朗読している間ヒマだったのか椅子の背もたれに深くもたれかかり、若干やる気なさそうに無表情でガラス越しのファンに手を振ってくれた。







本題の25日、朝6時半。まだ空が明け切っていない日比谷通りにジャニオタが列を成す。この日は7時観覧開始で、6時半の時点で第一生命本社が最後尾。
こちらは寝起きでまだ顔が半分死んでいるというのに、スタジオにいる健くんのビジュアルの仕上がりよ…昨日とは違い背筋を伸ばしたまま笑顔で早朝から手を振ってくれる健くんの麗しさに、財布の紐も緩むというもの。緩んでも募金だから罪悪感がなくて良い。


1回目終わってまだ7時20分、定時の9時には早過ぎるしもう1度並ぶことにしたのだがこれが駄目だった。2回目は曲中でまさかのスタジオ不在。うわーまじかー……と足取り重く通り過ぎようとして、よく見ると電話受けしてる長野くんがいた。チェックの服着てなかったら危うく他のお兄さんに紛れて気付かない所だった。


さすがにこのままでは帰れない、と8時に3回目の最後尾に着くも、なんとこの頃には帝国劇場も通り過ぎ、東京商工会議所ビル(工事中)の角を仲通りの方向に曲がっていた。


ピンクの線が列、手書きの丸が最後尾

あわや遅刻の危機。それでも2015年これでは終われない。思えば今年は20周年のイベント的なものもことごとく外れ、ワンチャンある!といってこれも朝から汐留に走っていった24時間テレビのチャリTお披露目(ヒルナンデス)が現場始めだった。そして11/1に現場納めのつもりでいたが、この暮れに来てまたワンチャンある!とクリスマスの早朝に走ってきている。ワンチャンワンチャンってチャラい大学生みたいなノリで駆け抜けた2015年だった。


3回目は無事健くんもスタジオにおり、笑顔で手を振っている姿を拝み、 課金 募金を済ませて清々しい気持ちでニッポン放送を出たところで8時半、タイムアップ。同じ9時定時の友人と別れ、ダッシュで日比谷通りに出てタクシーを捕まえて8時55分に無事オフィス到着。いつも通りにシレッとお偉方に朝の挨拶を済ませて席に着き、エクストリーム出社完遂。
早朝にアイドル現場済ませて定時に出社出来る!自担の顔は日の出よりデトックス効果あるし、残業で遅れるとかないし(寝坊で遅れるのはある)、朝のイベント増えてもいいと思う。







折角のミュージックソンなので視覚障害に関する思い出を2つ

一昨年の健くんの舞台に盲導犬を連れた男性が見に来られていた。会場に入ったらすぐ前に犬がいて驚いたのだが、最前列に座った男性の前のスペースに上演時間の2時間おとなしく伏せたままだった。舞台の演出上、大きな声や物音がすることがあったが、盲導犬がいる方が気になることはなかったのでじっとしていたのだと思う。当たり前だが賢い。小さい舞台なら振動も伝わってくるし視覚障害の方もきっと楽しいのだろうから、盲導犬が横に居られるようなスペースのある席が増えたり、この会場(東京グローブ座)のように位置の配慮をしてくれる会場が増えたらいいなと思う。カーテンコールでステージのすぐ下に伏せている盲導犬を見た健くんは、優しい眼で笑っていた。





もうひとつは、ダイアログ・イン・ザ・ダークという暗闇の体験型イベント。真っ暗闇の中で歩いたり、喋ったり、遊んだりする。

健くんが何年も前のラジオで紹介していて実際に行ってみたのだが、アテンドしてくれる視覚障害の方が魔法使いに感じる。普段から夜という暗闇を体験していると思いがちだが、ここに入ると完璧な暗闇というのはほとんどの人が体験していないのではないかと思う程、全く何も見えない。自分の身体すら見えなくて、段々自分が手を挙げても本当に挙がっているのか、本当に自分の肉体がここに存在しているのかすら怪しむ気持ちになり、当然怖くて1歩も踏み出せなくなる。そんな中で自由に動き回る視覚障害のアテンドさんは文字通りの魔法使いのようだった。暗闇の中でジュースを飲んだが、すぐ前に置いたと言われても全くどこにあるかわからない。わからないよ、と言うとアテンドさんが「いま向いてる方向の、3時の方向にあるよ」みたいなことを教えてくれて、手探りで探すと本当にそこにある。なんでわかるの?と問うと「声の方向でわかる」と言うのである。あまりに衝撃的で5年近く経った今でもこの時のことをよく覚えている。視覚障害者の人は(程度は人によりけりだろうが)この真っ暗闇が普通で、声や音のする方向、視覚以外の感覚を頼りに生きている。私たちはわかっているつもりで生活していても、わかっていない。安くはない値段だが多くの人に体験してほしいし、学校教育でも取り上げて欲しいと心から願っている。

*1:「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」は、目の不自由な方が安心して街を歩けるように「音の出る信号機」を設置する基金を募るチャリティ・キャンペーンで、昭和50年(1975年)から毎年クリスマスの24時間生放送を中心に実施しています。(公式HPより)

*2:余談だが、今年は24時間テレビのパーソナリティーもあったので我々も募金慣れしてきて、募金に行く前に1000円札を多めに作っておくなどの準備が出来るようになった。