Hey So! Hey Yo!~summertime memory~ 感想

久しぶりにSexy Zoneのことを書こうと思う。Sexy Zoneというか聡マリのことだ。

何年も好きだったSexy Zoneを見るのがどんどん辛くなり、ついに今年は5人のコンサートも行かなかった。それでもやっぱり、聡マリ2人のコンサートは純粋に見たいと思った。TDCで、聡マリだけの空間を2人がどんな風に作り上げるのか、自分の眼で見たかった。






結論を先に言ってしまうと、「成仏出来た」と思った。
この聡マリコンを見たことで、自分の中のSexy Zoneに対するここ数年の呪いみたいなものが成仏出来た感があった。もっと一般的な表現にすると、心の中のわだかまりが解けたといった感じだろうか。とにかく、コンサートを見終わっていちばん初めに思った感想が「成仏出来た」だった。




成仏ポイント① 選曲がエモい

4 Seasons〜雨だって〜和コーナー〜Don't Stop Sexy Boys!〜桜咲くcolor
2012年のsummary厨である私は下3人(勝利、聡、マリウス)の和っぽい衣装での『月光』が大大大好きで、上記の流れの4年振りにTDCで見る 雨だって で既にエモくなっている所に、和の衣装で踊って月光をなんとなく思い出して感傷に浸り、そこに畳み掛けるように
Don't Stop Sexy Boys! の印象的なイントロが流れてきた時の感情と言ったら!懐古厨殺しに来てる!


with you〜I see the light
これが本編最後で、I see the lightで締めようって言った人天才かなって思うよね。照明が絞られたステージで、Jrと並んで昔と変わらない振付けで踊り、向かい合って歌う聡マリを見ていると、本当に4、5年前のしがらみが無かった頃に戻ったような思いだった。と言うか私が戻りたかった。あの時のまま、5人グループとしてメンバーもファンも辛い思いをせずに健やかに成長して欲しかったし、したかった。


成仏ポイント② ソロが最高

前半に2人のソロが1曲ずつ、後半にソロコーナーとして3曲くらいを各自歌うんだけども、まあこれが最高だった。

まず前半はマリウスの『ダンケ・シェーン』

幼い頃は 夢のまた夢
今のこの場所で歌えるなんて
ありがとう込め みんなに送る
僕からのとっておきの贈り物
素敵なlove song

遠いドイツの地で幼い頃から宝塚とジャニーズに憧れ、東日本大震災に心を痛めて「日本の人たちを笑顔にしたい」と固く心に決めた11歳の少年。ドイツの空港で「今こんな幼い子どもが日本に?止めておきなさい」と見知らぬ人たちにすら止められながらも2011年に日本にやって来たマリウス。いま16歳のマリウスが明るい笑顔でこの歌詞を歌っていることを、全世界に感謝したくなる。どんなに大きくなったって、マリウスは本物の天使です!!!


そして聡ちゃんの初めてのソロ曲『Break out my shell』
MCで、スタッフさんに初めてソロのオリジナル曲を作ると言われた時に「(驚いて)身体が硬直した」「当たり前のことじゃない」と言っていた聡ちゃん。
音源化されていないから曖昧だけど、

今までは傷つくのを恐れていたけど変わりたい 殻を破るんだ
ピンチをチャンスに変える 涙は無駄じゃない

みたいな内容の歌詞で、聡ちゃんの5年間が込められているであろうことが一目瞭然。

とにかく振付と踊りと照明が、つまり全部がかっこよくて、聡ちゃんがめちゃくちゃ魂込めて作ったことがわかる曲だった。聡ちゃんの踊りは見ていて気持ちがいい。とめはねがしっかりしていて、それでいて流すところは流せる。小さい身体を活かしたバネと大きく動かす手脚で、こういうガシガシしたかっこいい曲の振付に本当に合う。
それに聡マリの曲は全体的にポップで明るい曲が多くて、マリウスもキラキラした優美なイメージが合う子だから、聡ちゃんがかっこいい曲をやることで全体が引き締まる。聡ちゃんがソロに選ぶ曲がこういった曲が多いのは、個人の好みは勿論のこと、全体のバランスも考えてのことなのだろう。
あと、蛇足ながらソロじゃないのだけど『we can be the one』でいつもは風磨くんが歌う低いラップパートを聡ちゃんが歌っていたのがめっちゃくちゃかっこよくて、出来映えも完璧で、えっなんでセクゾンでラップと言えば風磨みたいになってるの!?聡ちゃんでよくね!?みたいな気持ちに…。


個人的にどツボだったのが後半のマリウスソロコーナー
Hello Broadway〜君の瞳に恋してる〜Dream girls〜Welcome to the Paradise(新曲)

Hello Broadwayのイントロと共に黒のスパンコールの燕尾服でマリウスが登場した時の高揚感がすごい!君の瞳に恋してるからのステージ最上段でスタンドマイクを使ってのDream girls!最高!!マリウスミュージカル出よう!頑張って外部のミュージカル出よう!おばあちゃん見に行くから!!
最後の新曲は上着を脱いで白のシャツに黒のリボンタイ姿にステッキ。マリウスわかってるなぁ〜〜〜

正直、聡マリで普通に見てると聡ちゃんの踊りが段違いに上手くて、マリウスは下手な訳じゃないけれどなかなか とめ が出来ないのでどうしても流れちゃって勿体無いなあと思うことがある。でも今回このソロコーナーを見て、スパンコールの燕尾服を着て階段に立った立ち姿ひとつ、スッと挙げた指先ひとつ取ってもやはり宝塚イズムというか、優美さとか高貴さのある動きがマリウスの持ち味であって、そこは聡ちゃんや従来のジャニーズの踊りとは全く違うものなので迎合出来ないからといってマリウスの良さを消すのは違うなと改めて思った次第。そもそもSexy Zone全体的に踊りのタイプバラバラだしな!マリウスは日本の宝だよ!


成仏ポイント③ 無駄のない構成

コンサート決まった段階では聡ちゃんが、ファンの子と触れ合うイベント的なものも入れたいみたいなことを言ったと聞いてちょっと不安があったりもして、Sexy 目隠しゲーム*1始まったらどうしよう…とか思ってたけど、蓋を開けたらまあ中だるみ一切ない、無駄のないスマートな構成だこと。

10代の子たちが、いつもと違ってお目付役の年上メンバーがいない、同世代と作るコンサートとなるとどこかしら尖って、いつものグループとは違う、やりたいことをやるみたいなところが出てくるのかなと私は勝手に思っていた。
大昔、V6のカミセンが単独でコンサートをやった時に、見に来たトニセンが「あぁ、こういうことをやりたかったんだって思った」と感想を漏らしたことがあった。その頃のV6のコンサートは年上のトニセン3人がメインで構成を練っていて、初めて年の近いカミセン3人だけでコンサートを作ったら全く別のものが出来上がった。特にV6は年齢差が最大10歳あるから、触れてきたカルチャーが全く違うためにかっこいいと思うものが大分違っていて、そうなると全く違うコンサートが出来るのは当然だった。10代特有の反抗心というか、違うものを見せてやろうみたいな意気込みもあったと思う。*2

Sexy Zoneも年長のケンティーと年少のマリウスの年齢差は6歳。そうなるのも必然と思って見た聡マリのコンサートは全く違った。聡マリファンには欠かせない曲、2人の個性がほとばしるソロ曲から、様式美としての盛り上がり曲と定番メドレー、マリウスというジャニーズデビュー組唯一のハーフがいることによって引き立つ和のコーナー。さらに上に書いたように感情を呼び起こす懐かしい曲たち。10代の2人が作ったというのがよくよく信じられないくらい、独りよがりのない、見る人のことを考えて練られたコンサートだった。言うなればもっと攻めてもいい気はしたが、それでも10代の子が初めて2人で作る「聡マリを見せる」コンサートとしては満点だった。






終わってから思い至ったのだが、ひとつのコンサートの中で今までの全てのユニットの曲をやっていた。*3
2人の曲やSexy Zoneの曲は勿論、初代Sexy Boys、セクボセク松、健人勝利マリの曲、風磨聡マリの曲、上3人のシングル曲、全部。
それは、今まで関わってきた全てのユニット、全ての楽曲たちが大切だと言っているように聞こえた。

去年の秋頃にSexy Zoneがめでたく?5人に戻って、それはそれは喜ばしいことに違いなかったけど、私はもう以前のようには戻れなかった。風磨くんは「もう一度あなたの止まった時計の針を僕らと動かしませんか?」と応援出来なくなったファンにまで思いを寄せてくれて、それはとても心臓を掴まれるような言葉だったけれど、それでもどうしても私には受け入れられなかった。
「誰ひとり かわいそうなやつ はいませんでした」勿論そうだろう。でもあの苦しくて苦しくて堪らなかった2年半*4、特に最後の1年を成長に必要だったとか前向きに捉えられるのはまっぴらごめんだった。でも、聡マリなんかそう言うしかないじゃないか。辛くて苦しかったなんて言える訳ないじゃないか。そう思うと腹が立って仕方なくて、でも上3人に怒る気には勿論なれないし、誰に向かって怒ったらいいのかわからなくて、やっぱり苦しくて全てを呪ったような気持ちになったまま5人に戻っても何も見ないままになった。*5


そうやって勝手に呪いを抱えた私は、全てのユニット曲をやった聡マリに「それでも全てが大切だ」と言われたような気がした。ひとつひとつを大切にして、遂にTDCに戻ってきてこのコンサートを作り上げた2人を見て、Sexy Zoneに対する気持ちが成仏出来たような気持ちになった。一昨年、昨年とEXシアターでも聡マリを見たけれど、Jrの中の1コーナーとして見るのとは全く違った。TDCで見るからこそ、聡マリが聡マリのファンだけに向けて作ったコンサートだからこそ意味があった。

もう前のように力を入れて応援することはないけれど、苦しい気持ちで見ることもないし、無理に目を背けることもない。何年かに一度、聡ちゃんとマリウスの成長を生でそっと見られればうれしい。どうか、聡マリの未来に幸あれ。





*1:セクゾンのファンミでよくやる、抽選で選ばれたファンの子をステージに上げて、後ろからメンバーが手で目隠しして誰か当てるゲーム

*2:特にカミセンは尖っていたので、V6の曲を全くやらない年があれば、ジャニーズ以外のアーティストの曲を歌いまくって、とうとう本編最後の曲がケツメイシの手紙だった年もあった。今思うと信じられないが、でもめちゃくちゃかっこよかった。

*3:多分。抜けがあったたらごめん。

*4:リアセクから数えている。セクセカで踏み止まれると私は思っていた。でも今思うと踏み止まっていたら今のようには戻れなかったかもしれないから1回壊して良かったのかもしれない。全然良くないけど。

*5:担当だったらそれでも受け入れてまた共に歩んでいく覚悟を決められたのだろうが、自担はあくまでもV6だった私はSexy Zoneから逃げた。あとは一度逃げたのに5人に戻ったからといってほいほいと戻っていくのはやはり気が引けたし、意地になった所もあった。